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2023.6.23

芸人を続けるコツは「頑張りすぎないこと」。『THE SECOND』ファイナリスト・三四郎の“チル”な仕事術

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今年5月の『THE SECOND~漫才トーナメント~』(フジテレビ)でグランプリファイナルに進出し、売れっ子芸人としてさすがの腕を見せた三四郎。ロケにバラエティにラジオに……と引っ張りだこのふたりだが、ラジオ収録の合間を縫って、等々力渓谷に連れ出した。


ここは相田が若手時代から頻繁に訪れている場所でもある。都内とは思えない大自然の中で、多忙なふたりのリフレッシュ方法を聞いた。


堀越愛=文
小財美香子=撮影


若手芸人に戻ったような生活


この日は半休の三四郎。まずは満願寺・等々力不動尊でお参り

──今年5月に芸歴16年目以上の大会『THE SECOND』が行われ、決勝に進出されましたね。三四郎さんにとって『M-1グランプリ2020』以来の賞レースに挑むにあたって時間の使い方は変わりましたか?

小宮:いつもより、ネタについて考える時間は増えました。でも変に考えすぎてこねくり回すのもよくないので、あんまり考えないようにしてましたね。ただどうしても空き時間があると考えちゃうんで、普段はあまり出ないような小規模のライブにも出演させていただきました。飲みに行くのではなくライブに出て1日が終わる日々だったんで、10年くらい前の若手芸人のころの生活に戻ったみたいな感じでしたよ。これまで話したことのなかった若手とも交流できました。

(左)三四郎・小宮浩信 1983年生まれ。東京都練馬区出身。三四郎のツッコミ担当(右)三四郎・相田周二 1983年生まれ。東京都荒川区出身。三四郎のボケ担当

久々の賞レースの手応えは……?

ふたりは世田谷区内にある成城学園中高の同級生。ただ、学生時代は等々力渓谷を訪れたことはないという

──久々の賞レースということで、精神的に追い詰められることはありませんでしたか?

小宮:『THE SECOND』は、そもそも「出場しなくてもいい」と思ってたんですよ。ネタができなくて追い詰められるような状態だったら、出なかったです。でも「もしかしたらウケるかも」というネタがあったんで、逆にワクワクして挑めました。「これはウケるぞ~」と(笑)。

相田:急にできた大会だし、『M-1』みたいに1年かけて挑むわけでもないので、あんまり緊張もしませんでしたね。最初は得体の知れない大会だったし(笑)。ただ、ダウンタウン松本さんが出演すると決まったくらいから緊張してきました(笑)。

小宮:決勝でやりたかったネタもできたし、心残りもあんまりないですね。1本しかできなかったら悔しさが残ったかもしれないけど、2本できたし。

相田:うちらが負けた相手も、マシンガンズさんだったしね。すごい時代になりましたよね。滝沢さんが自撮りして「かっこいい」って言われるんですよ(笑)。Twitterのリプ欄、「可愛い」とか「助かります」とか……なんだよ、「助かります」って(笑)。

「目的がなくても、自然の中を散歩するだけで元気になりますよね」(相田)

「奥多摩の滝が、最高なんです」(相田)

この日は天気にも恵まれ、散歩日和。「めちゃくちゃ気持ちいいな〜」(小宮)

──今日のロケ地である等々力渓谷、相田さんはよくプライベートで来るそうですね。

相田:近いので、半日くらい空いてる日はよく来ますよ。基本的に自然が好きなんです。もう10年くらいは通ってるかな。バイト仲間に誘われたのがきっかけなんですけど、最初は全然乗り気じゃなかったんですよ。「誘われたし、しょうがないか」と思って来てみたらめちゃくちゃ良くて、ハマっちゃいましたね。

──相田さんは、滝をよく見に行くそうですね。

相田:缶ビールを買って、滝を見ながら飲むのが好きですね。奥多摩だけで行ききれないくらい滝があって、中には「滝百選」に選ばれてるところもあるんですよ。人も少ないし、自然の中で飲むのが断然美味いですね。あと、奥多摩の滝から車で20分くらいのところに、めちゃくちゃ美味しいおそば屋さんがあるんですよ。そこで昼間から飲んで、後輩に運転してもらって帰るんです。最高ですよ(笑)。

──小宮さんは、自然を求めて出かけることはありますか?

小宮:等々力渓谷は初めて来ましたねぇ。自然が恋しくなったとき、僕は高尾山に登ります。前は、奥多摩や秩父でサイクリングしたこともありますよ。あと、住んでいるのが練馬で畑が多いので、畑を眺めながら散歩したり。光が丘公園という大きな公園があるんで、そこに行ったり……。でも東京生まれということもあってか、僕は自然の中より都会にいるほうが落ち着きます(笑)。六本木や西麻布ではなく、歌舞伎町のほうが好きですね。昔からよく見てる光景にいるほうが落ち着くので、地元である高円寺の商店街や古着屋を散策したりもしますよ。

大自然の中で、CHILL OUTをひと口。「すっきりしますね〜。ロケーションにピッタリだな」(相田)

三四郎の“チル”な時間は……?

等々力渓谷内の甘味処「雪月花」でひと休み ※通常営業時はお茶はつきません

──仕事の合間、空き時間はどのように過ごしていますか?

小宮:1~2時間あったら、サウナに行ってリフレッシュしますね。あと、電子書籍でマンガを読んだりもします。ロケ前とか緊張感があるときは、まったく関係ないものに触れている方が落ち着くんですよ。あとは、辛いラーメンを食べたりとか……。

相田:僕も近くのラーメン屋とか、美味しそうなお店を調べますね。1時間半あれば大体のところは行けますから。あと、めちゃくちゃ長いアニメを最初から観るのも好きです。今『進撃の巨人』観てるんですけど、やっとシーズン3に入ったくらいですげぇ楽しいです(笑)。ベタですけど『幽遊白書』とか『ドラゴンボール』とかも、最初から見直すと面白いんですよ。

「結婚してからは、休日は奥さんと出かけることが増えましたね」(小宮)

相田:あと、チルといえば僕は純喫茶ですかね。営業の合間に、よくラバーガールの飛永さんと会場近くの喫茶店にコーヒーを飲みに行くんですよ。あと、最近はお見送り芸人しんいちともよく喫茶店に行きますね。精神的に疲れているのか、「相田さん、室内にいたら頭おかしくなりますよ~、マジで外行きましょう」って誘われるんです(笑)。なにがあったのかわかんないですけど(笑)。

「奥に見えるのが「不動の滝」。とても小さな滝だが、水の音が心地よい

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